こんにちは
健香庵(けんこうあん)の藤森です。
初めてご来店くださった日、
お客様は、まるで心がどこかに置いてきぼりになっているような表情をしていました。
目は合うけれど、焦点が合っていないような視線
声はかすかで、会話はほんの数語だけ
「お疲れですね」と言っていいのかな、と思うほど全身から“もう限界です”という空気が漂っていました。
まるで感情を感じる余裕もなくて、
心の器が空っぽになってしまっているような状態
それでも、ただ静かに、
丁寧に、優しく、でも深く。
体に触れていくうちに、
呼吸が少しずつ深くなっていって、
肩やお腹がゆるんでいくのが伝わってきました。
そして、2回目に来てくださったときのこと。
サロンの扉が開いた瞬間、
「こんにちは〜」と柔らかい声と笑顔で入ってこられたその姿に、私は少し驚いて、そして心の中で拍手したくなりました。
ぽつぽつと話が弾み、
「あれからちょっと眠れるようになったんです」
「気がついたら、（一緒に暮らす）おばあちゃんに前より優しくできてたかも」
そんな小さな“変化の芽”が、言葉の端々に見えてきたんです
体がゆるむと、心もゆるむ。
心がゆるむと、言葉が出て、表情が戻ってくる。
そんな瞬間に立ち会えるたび、私はこの仕事をしていて本当に良かったと思います😊
疲れすぎて、感情を感じることすらしんどいとき
無理に頑張らなくて大丈夫です
話せなくても、笑えなくても、泣けなくても
そのまま、ここに来てください。
まずは“体から”ゆるめていきましょう。
それだけで、心は必ず、動き出しますから☺️
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